c.mosの日記

世の中を動かそうと思うなら、世の中の邪魔にならぬ処でやれ (野良犬)

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ゲームの中の童話 mixi
ペルソナ3の"余命いくばくも無い青年"のセリフです。(c)ATLUS
そうだ、ピンク色のワニと小鳥が友達になったんだね。
ワニは、それはそれは嬉しかった。初めての友達だから。
毎日、一緒に川で水浴びをしたり、小鳥の歌を聴いたりした。
だけど、ワニはいつもおなかを空かせていた。なぜって、ピンク色だからさ。
森では目立ちすぎる色だ。彼の獲物は皆、彼が見つける前に逃げてしまう。
あるとき彼は空腹のあまり目を回して…
彼の口の中で眠っていた友達の小鳥を、パクン! と食べてしまった。
彼はすぐ気がついて顔を真っ青にした。
黒沼の水を飲んで吐き出したけど、小鳥は既に息絶えていた…
そして彼は、何もたべられなくなった。
友達の小鳥を食べてしまったワニは、泣いて泣いて泣き続けるんだ。
悔やんで、寂しくて…やがて自分の流した涙に溺れて息を引き取る。
涙は湖になり、その周りには美しい花や美味しい実をつける木が生えるんだ。
森じゅうの動物達が、そこで憩うようになる…
けれども誰も、その湖がワニの涙だとは知らない。
ワニがいなくなったことさえ、知らないんだ。
…おしまい。
ワニが生きた意味って、ワニには無いんだよ。
だけど動物たちには、ワニが生きた意味がある。
…それを誰も知らなくてもね。
僕が生きた意味っていうのは…僕が考えることじゃない。
誰かにとって、何かの意味があるかってことだ。
つまり僕は…僕も君も、誰もが…"生まれた"ってことが、生きた意味なんだ。
人はみんな、寄り添って、与え合うから…
一人で生きられる人間なんて、いないから…
僕と君が出会ったこと。
こんな小さなことも、"僕の生きた意味"で、
"君の生きた意味"じゃないかな…

| Game | comments (4) |

かつたま
ありがとうございます(^^)
市街地図
小学校の時の先生が、こんなことを仰っていたのを憶えています。

「動物は死んで皮を残す。人は死んで名を残す。名前を残せる人間になりなさい。」

私の中に、ずっとc.mosさんの名前がありましたねぇ。
c.mos
>かっさま
 あ、まだゲームやってるなんて、ないしょね。(^^;

>市街地図さん
 別に何も遺さなくとも、人との輪の中に、波紋として残っていく…
 私のようにシャッター閉めてヒッキーしていると、なんにも残らないと。(^^;
c.mos
ついでに、「"型破りな僧侶"無達」のセリフも載せちゃおう。

(友達なんかいない)

独りが好きなのか、人格に問題ありなのか…
言い切ったねぇ、迷いがなくて気持ちいいねぇ。
いなきゃいねぇでいいんだ、友達なんてよ。
人生のトラブルの大半は他人絡みだぜ?

…自分の親愛の対象となる他者を俗に言う"友達"って定義しようや。
…わしは常日頃からこう考えてる。

 他者に親愛を傾けてる奴なんていやしない…

人は対人関係に見返りを求めるからな。
自分以外の奴を愛せねぇのよ、人は。
自分を好かない奴を"友達"ってよばねぇだろ?
"そいつを好いた"って言の見返りがねぇから。
自分の親愛の対象となる"他者"なんて、この世の中に存在しないことになるわなぁ。

誰しも親愛の終着点は…自分自身以外に無いんだからよ。

(c)ATLUS








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