LEGO MINDSTORMS EV3
2013/12/15
RCXから15年ぶりのMindstormsだ。今度のモデルはLinuxカーネルでJavaでプログラミングも可能という。さて、どう進化したのか…。
リテール版or教育版?
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教育版のみに付属するパーツ
- EV3にはAmazonや量販店で売られているリテール版(31313)と、教育機関向けに販売されている教育版(45544)がある。教育版には充電式バッテリーが付属する他、センサーも一部異なっていて、赤外線センサーの代わりに超音波センサー、ジャイロセンサーが付属する。(詳しくは→こちら) さらに、二輪走行メカを作る際に便利なBall Casterが付属するのも教育版のみだ。というわけで、アフレルのWebショップでEV3の基本セットのみ購入、別売のDCアダプタとソフトは自前で調達することにした。
DCアダプタ
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ファミコン用DCアダプタを流用
- 教育版EV3付属のバッテリーの充電には10VのDCアダプタが必要だが、これが意外と無い(笑)。色々探した結果、ファミコン/スーファミ用のDCアダプタが10V(850mA)だと判明。プラグは以前購入した汎用ACアダプタ用の差し替えプラグの1つがうまく刺さったので繋ぎ変えて完了、問題なく充電できた。保障はないので自己責任で…。良い子は素直に専用DCアダプタを購入してください(笑)。
LabView
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フリー版LabView
- 教育版EV3のLabViewは有償だが、リテール版のLabViewはこちらからダウンロードできる。ただし、教育版のみに付属する赤外線センサー、ジャイロセンサーのブロックは、ダウンロードアーカイブのEV3ブロックタブから.ev3bファイルをダウンロードし、LabViewの[ツール]-[ブロック インポート ウィザード]メニューでインポートする必要がある。(当初はこれが判らず、赤外線センサーは使えないのか…と悲しい思いをしていた)
ちなみに、リテール版と教育版ではファームウェアも異なるが、教育版のファームは教育版LabViewから入れる仕組みのようだ。購入したEV3は教育版だが、ファームはリテール版の1.01Hだった。
余談だが、フリー版LabViewのホーム画面はSilverlightで動いており、編集画面に切り替えても裏で動き続けてCPUパワーを食う…(泣)。
EV3雑感
これはEV3というよりNXTを引きずっているせいだが、でかくて重くてやぼったい。洗練されているとはとても言いがたい。Lモーターは異様に大きく、配線コネクタはヘンテコな独自仕様、ケーブルも太くて硬くて取り回しがとてもやっかいだ。バッテリーを含むコアブロックは、単三電池6本込みでRCXの256gから336gになった。教育版の充電式バッテリーでも298gだ。またEV3でLinuxカーネルになったため、起動に30秒、終了に40秒以上かかる。Sleep設定はあるのだが、Sleepではなく自動Shutdownにすぎない。ボタンは硬くて押し辛い。液晶も古臭い。NXTとの互換性を捨てて、もっとスマートに進化して欲しかった。
とりあえず準備が整ったので、製作室へ。