c.mosの日記

世の中を動かそうと思うなら、世の中の邪魔にならぬ処でやれ (野良犬)

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MX4D

エイリアン・コヴェナントをTOHOシネマズ海老名のMX4D吹替えで観た。4Dだからてっきり3D+αだと思っていたら、3Dじゃなかったw シアターの前に係員が立っていて、手荷物をロッカーへ預けるように言われる。座席にシートベルトは無い。放り出されないかちょっと心配になるw 宇宙船の遠景シーンではシートがゆったりと傾き、戦闘や格闘シーンではドカドカと強烈な振動がくる。そしてエイリアンでお馴染みの飛び出すシーンでは、プシューっと顔面に水しぶきが! おいおい、メガネが汚れるじゃないか…と思ったら、全く汚れていなかった。その他、スクリーンの下からもやが出てくる、スクリーンの左右のストロボが光る、前面から風、あと足元に何かが触ったような気がする場面もあった。アトラクションとしてはなかなか面白かったが、+1,000円という値段は微妙か…。映画の中身については、プロメテウスの方が断然面白かった。ヒロインも地味だったし。→プロメテウス

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山本七平

一下級将校の見た帝国陸軍、山本七平の「空気」の研究を読んだのは6年前だが、先日NHKで放送されたインパール作戦関連の本を探していて、目に留まったので買ってみた。中学・高校とプラモやウォーゲームにはまっていて戦記物を色々読んではいたが、日本陸軍は読んだことが無かった。全くそそられなかったからだ。戦争末期、砲兵隊少尉としてルソン島で従軍した筆者の目で、帝国陸軍の様々な問題点を暴いている。まず驚いたのは、末期に至るまで米国とのジャングルでの戦闘を全く想定せず、訓練も準備もしていなかったことだ。組織の自転、形式的な数だけ合えば中身は問わない員数主義、大声でどなり暴力をふるう者が権力を持つ気魂の演技、階級よりも動物的攻撃性に基づくトマリ木の秩序死の臨在による生者への絶対支配…。今現在のブラック企業、運動部、いじめ、そしてIS等々、組織の闇を理解するための必読書だ。

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