c.mosの日記

世の中を動かそうと思うなら、世の中の邪魔にならぬ処でやれ (野良犬)

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科学と神秘のあいだ

http://www.amazon.co.jp/dp/448086072X
4月から始まった宮崎哲弥のトーキング・ヘッズのゲスト、菊池誠の著書。SFとロックが趣味でテルミン演奏者という、かなり個性的な人。でも、とても良い本だ。柔らかい文体で攻撃的な記述は微塵もなく、それでいて本質を突いている。ただ、この手の本を読んでいつも思うのは、私のように共感できる人にはそれほど必要ないし、読むべきあっち側に逝っちゃった人には、たぶん届かないだろうな…。占いや神秘好きの若者向けかな? ドーキンスの『利己的な遺伝子』が紹介されてるけど、私はそれと『複雑系』を読んで以来、神や霊的なものなど一切存在しない派に転向した。それまではライアル・ワトソンとか結構ハマってたけど(^^;
過去日記

| Book | comments (3) |

いそけん
っていうか、仮に物質とその挙動だけに限っても、
ダークマターとダークエネルギーで95%が完全に未知で
把握可能な5%すらぜんぜん理解できてないんだから
まだまだ当分なんにも分からないんじゃないですかね。。。。

c.mos
Amazonの書評を読めば判ると思って書かなかったけど、そっち方面の本じゃないから(^^;
「なぜ人は怪しげなものを信じちゃうのか?」たくさんの例を紹介して、科学的なものの見方を説いてる。例を挙げると、月着陸捏造論、波動測定器、超伝導による重力遮蔽、知的デザイン説、水瓶座の時代、ホメオパシー、予知夢、などなど。聞いたこともないネタも多かったなぁ…。
いそけん
アマゾンの評価とか当てにならないので気にしてないですし、
人の書いた本とか別に信用してないですけど、
自分の思考の経験からいうと、
たとえば車内のような逃げられない密室で、
何が居たら恐ろしいのかいろいろ考えて見ますと、
熊だったり、スズメバチの大群だったり、
十分命の危険のあるようなものよりも、
見知らぬおばあさんが居るほうのがはるかにゾッとするわけですよ。
なにかあるでしょ。過去の人間の経験に。






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