絶望の裁判所
2014/08/28 17:16
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CSテレ朝ch2の「ニュースの深層」が終わってしまい、代わりに始まった「津田大介 日本にプラス」#38より。瀬木比呂志は東大学法学部在学中に司法試験に合格した超のつく秀才。生臭さの全くない学者タイプだが、内容は辛辣で怨嗟に満ちている。「大相撲の番付に似たヒエラルキー」、「人物評価の二重帳簿」等々。第5章の見出しに至っては「心のゆがんだ人々」であるw 裁判員制度ですら、日陰だった刑事系裁判官の権力強化が目的だったとは…。企業であれば、組織の腐敗は業績の悪化、行政なら財政の悪化という形で返ってくるが、裁判所にはそれが無い。自浄作用の働かない腐敗しきった官僚組織、それが裁判所の姿なのだろう。我々国民にできるのは、国民審査を熟考し、不適切な判事に×を付けることしかない。
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